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漆畑さんの下絵進捗と、新種の虫

2024.4.14

こんにちは。担当学芸員です。

昨日から開始した漆畑幸男「大きな絵」プロジェクト。今日も下絵が制作されています。

本日で早くも3分の1進んだらしく、来週にはみんなでペイントを始められそうです。

大きな絵のイメージは写真のとおり。

《平安の大花》というタイトルです。

いまだ争いや不安が絶えない現代でも、希望を持って生きれるように、という願いが込められています。

大きな絵はタテ約8メートル、ヨコ約6メートル。
みんなで制作した後、5月下旬を目処にジャイアントルームで展示されます。

さて、この「エンジョイ!アートファーム‼︎」では、アーティストと直接会って話せることが醍醐味のひとつです。

この日も、来館した方と漆畑さんで作品を観ながらお喋りしていました。
制作エピソードや、作品に対する漆畑さんの思い、鑑賞して感じたことなど、話に花が咲いていたようです。

そんなプロジェクトのようすを見ながら、「これまで、いま、これから」パネルを更新していると、1人の小学校くらいのお子さんが声をかけてくれました。

「いま何してるんですか?」とのこと。

このパネルは会場入口に掲示しており、それぞれのプロジェクトの歩みを紹介しているんですよ、と説明すると、「ほう…」といった感じで、おもむろに1枚のイラストを渡されました。

なんとそこには1匹の虫の絵が!

しばやまいぬさんのプロジェクト「くにゅぎの森3D」で、“虫捕り”の他に”新種の虫”を考案できると知り、いち早く描いてくれたのでした。
舞台となる森はまだ制作中のなか、こんなにも早く参加してくれるなんて…どうもありがとうございます!

新種の虫を描くためのシートはこれから配架されるのですが、シートにはイラストの他、エサ等の生態について書き込む欄をつく予定です。
そのことをご本人とご家族に話すと、今度は虫の詳細を書きに来ますとのことでした。

くにゅぎの森の本格始動は7月ではありますが、その前から少しずつ森や展示が出現する予定です。
じわじわと森がジャイアントルームを侵食していく様子も見ることができます。

このように、毎日変化していく「エンジョイ!アートファーム‼︎」。
開始2日にして、さっそくプロジェクトに変化が見えた1日でした。