「地域の芸術や文化、まちの歩みに寄り添いながら、未来を見据え、多様な価値観を創出し、人を育むための美術資料の収集を行う」という理念のもと、日本画、洋画、版画、書、彫刻、工芸各分野の美術品など約3,000点をコレクションとして収蔵しています。
主なコレクションは、橋本雪蕉、七尾英鳳、渡辺貞一、石橋宏一郎、月舘れい、豊島弘尚、戸村茂樹、宇山博明、佐々木泰南、石橋忠三郎などの八戸ゆかりの作品を中心に、棟方志功、島岡達三、舟越保武といった著名な作家の作品などから構成されています。また、昭和30~50年代にかけて学校教育の現場で制作された教育版画作品は、地域に寄り添い人を育む美術品として、コレクションの一角を成しています。
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(公開作品は随時更新中)
収集方針は、八戸市を中心とした近隣地域ゆかりのもの、八戸地域における新たな魅力の創造や学びにつながるもの、八戸の美術を美術史全体の中で位置づけられるもの、という3点です。これらの項目を1点以上満たす美術品などの収集を、有識者による「八戸市美術館美術品等収集委員会」での調査・審議をふまえた上で行います。
制作年不詳
1968
1976
1992
1979
1996
美術館における実験室のような存在である「コレクションラボ」で開催される展覧会では、八戸市美術館のコレクションが持つ魅力や可能性を探り、小さな展示室であることを活かして、展示の方法や紹介の切口などを柔軟に変化させた、特徴的な内容を企画していきます。ここが、コレクションとの新たな出会いを生み出す場となることを目指します。