八戸市美術館 ものづくり部
2025年6月14日(土)
プロジェクト アートファーマー八戸市美術館のアートファーマープロジェクト「ものづくり部」の中の
しばやまいぬ「くにゅぎの森3D」の体験ワークショップを開催しました。
プロジェクトを本格指導する前に、虫づくりや何かを想像してみるワークショップです。
①前半「魔法で虫を召喚しよう」(紙工作ワークショップ)
午前中に前半を開催。
最初に、少女板画家・しばやまいぬさんから、くにゅぎの森や不思議な虫について紹介がありました。
その後、くにゅぎの森に住む虫から「クニュオヤンマ」をつくりました。
クニュオヤンマは、ふつうのトンボよりも尾がくにゅっとしています。
高速で旋回しながら、くにゅぎの曲がりくねった枝の隙間を通り抜け、空中で蚊などを捕らえます。
スズメバチも恐れる空の王者ですが、あまりに高速で旋回するので自分でも目を回してしまうこともあるそうです。
おしゃべりしながらの和やかな時間となりました。
紙工作だから簡単かと思いきや、細かく作り込まれていて苦戦することも。
約1時間かけて、クニュオヤンマ1匹完成!
みんなでつくったクニュオヤンマを並べたら、なんだか迫力がありました。
②後半「魔法で大きな絵を描こう」(ライブドローイング)
午後の回は「魔法ワークシート」を使いながら、自分の想像力を養う魔法訓練でした。
訓練1「想像を創造に」
魔法の世界をイメージして、そこで暮らす動物や植物、人々のファッション、建築物を考えて、絵やテキストで表現しました。
0から自由に考えるのはなかなか難しく、みんな最初は考えあぐねていましたが、
しばやまいぬさんから「自分が欲しいものや好きなものと結びつけて考えてみて」とアドバイスが。
すると、魔法の世界で何が欲しいか?という視点から派生して、「魔法の世界には何がありそうか?」という想像に広がりました。
訓練2「やりたいことを思い描く」。
ここでは、魔法でやりたいことを思い浮かべて、いろんな角度からスケッチ、図で描いてみました。
訓練1と2を描いたら、1人ずつ発表。
「やりたいことが多すぎるから、千手観音のように手が何本も欲しい」「いつも時間がギリギリだから、飛び回れるシューズ」「よい夢が見れる香りを放つ花を置いて眠りたい」など、個性が光る発想が集まりました。
みんなの想像が出揃ったら、今度はそれらを1つの「大きな絵」にまとめます。
先に、しばやまいぬさんがベースとして、魔女と街を背負うカエルを描きます。
その上に、みんなが思い描いた魔法の世界を描きこんでいきました。
みんなの想像が集まって、1つの街ができました!
食べ物が生る木も描かれています。いいですねえ。。。
こんな風に、想像力を養う1日となりました。
くにゅぎの森のプロジェクトは8月から本格始動していきます。
詳しい情報は後日公開しますので、ぜひご参加くださいね。