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八戸市美術館開館3周年特別企画

「虹の上をとぶ船」学芸員トーク& haruka nakamura ピアノ・インスタレーション

2024年11月9日(土)

イベント

定員に達したため、受付を終了しました。

八戸市美術館開館3周年特別企画
「虹の上をとぶ船」学芸員トーク& haruka nakamura ピアノ・インスタレーション

〜風のなかを飛ぶ種子 青森の教育版画展 に寄せて

日時|11月9日(土)19:45開演(19:00受付開始、19:30開場)
料金|展覧会チケットが必要
申込|要事前予約(先着)
申込人数|1組につき3名まで
座席|指定席(当日19時の受付順に座席番号を配布)
受付開始|10月20日(日)10:00〜
申込方法|電話(0178-45-8338、電話受付は火曜日を除く10:00〜19:00)または申込フォーム

当日の展覧会チケット購入と受付について
・イベントのご参加には、当日の展覧会チケットが必要です。
・チケットは、総合案内にて19時30分までにご購入ください。
・チケットをご購入の後に、会場入口前で受付をお済ませください。
・受付は19時から開始し、受付順に座席番号をお配りいたします。

学芸員による「虹の上をとぶ船」シリーズをはじめとした教育版画が生まれるまでの物語を語るトーク(20分)と、その作品を目の前にしてピアノを弾くために青森出身の音楽家・haruka nakamuraが来館。ピアノ・インスタレーションを行う。長年に渡り追い求めていた絵から想起される音楽を即興的にピアノ演奏(10~15分)。現在、haruka nakamuraの演奏は数が少なく、青森では青森県立美術館、八戸では陸奥八仙での酒蔵で行われた演奏会以来となる。また、まちなか広場マチニワ噴水の音楽を坂本美雨と制作している。

ピアノ:haruka nakamura
トーク:高橋麻衣(当館学芸員)

haruka nakamura
青森県出身/音楽家
15歳で音楽をするために上京。
2008年1stアルバム「grace」を発表。
2024年劇場アニメ「ルックバック」劇伴音楽と主題歌を担当。
蔦屋書店の音楽「青い森」を発表。ジャケット写真は全て写真家・川内倫子が担当。THE NORTH FACEと四季のコラボアルバムを発表。写真家・星野道夫の写真展での演奏会「旅をする音楽」を東京都写真美術館や、帯広などで開催。国立近代美術館「ガウディとサグラダファミリア展」NHKスペシャルのテーマ音楽などを担当。
長い間、旅をしながら音楽を続けていたが、2021年より故郷・北国に暮らし音楽をしている。

 


 

八戸市美術館開館3周年特別企画

「虹の上をとぶ船」について

映画「魔女の宅急便」に登場する「ウルスラの絵」。
幼少の頃、初めて観た時から印象に残り、つよく惹かれていました。
森の中で絵描きの少女・ウルスラが描いていた、あの絵のことです。
記憶に残っている方も多いと思います。

あの絵にモデルがあると知ったのはずいぶん後のことで、しかも故郷・青森の養護学級の生徒たちが作成した版画だったとわかりました。

題名は
「星空をペガサスと牛が飛んでいく」

その版画は八戸市立湊中学校養護学級の生徒たちが共同制作した版画「虹の上をとぶ船」シリーズの中の一枚。

指導は坂本小九郎先生。

この版画を観た時、魂の震えを感じました。
青森の子どもたちが捉えた当時の温度。
宮沢賢治の世界を彷彿とさせる星空たち。
音楽とも共鳴するものを感じました。
教育版画の普及に力を注いだ大田耕士さんを義父に持つ宮崎駿監督が、この版画に出会い惹かれ、映画に登場することになったのもわかる気がします。
僕も実際に作品に会いたくて何年も探し続け、青森の資料館などにも問い合わせたのですが叶わず。
3年前に再開館した八戸市美術館に、収蔵されていることを知り、2022年にアレコホールで演奏会をさせて頂いた青森県立美術館さんのご紹介もあり、ようやく会うことが出来ました。
そして、なんとも運命的なタイミングでちょうど展覧会が決まっており、八戸市美術館開館3周年特別企画として、作品を目の前にして作曲するピアノを弾ける、夢のような時間を企画して頂くことが出来ました。今回の版画展は、この作品が生まれるまでの軌跡、青森の版画の歴史を感じられる素晴らしいものです。
僕も体験したのですが、学芸員さんの解説から大きな熱量を感じます。今回はその学芸員さんのトークを聞いて頂いたあとにピアノ演奏をさせて頂きます。
この版画を通して教育版画の取り組みや、坂本小九郎先生の功績について、とても感銘を受けました。
それが故郷で行われていた歴史についても。
久しぶりに行われるという大規模な版画展。
郷土の版画家や県内の教育版画も紹介されています。
僕のインスタレーションもそうですが、この機会に是非、「風のなかを飛ぶ種子 青森の教育版画展」にお越しください。2025年1月まで予定されています。

haruka nakamura


デザイン/ suzuki takahisa (16 design institute)
写真 / TKC
イベント制作企画 / kyoko yamaguchi (one cushion, inc)

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