2024.6.16
2024年6月16日(日)に開催したイベント「展示室の冒険 その先へ」。
6組16人の親子が参加し、わいわいと賑やかな時間となりました。
本イベントは、6月24日まで開催の企画展「展示室の冒険」を鑑賞し、
作品に描かれているモチーフや作家の情報、作品のイメージから
自分だけの“モンスター”を創造する、というワークショップです。
参加者で1つのパーティー!ということで、受付時にそれぞれ赤いアイテムを選んで身につけます。
冒険は、東洋の剣士から冒険の心得(展覧会ハンドアウトに載っている)を説かれるところから始まりました。
「奇妙な廊下」コーナーでは、鳥や植物、不動明王など、作品に描かれたモチーフから、皆でモンスターを探していきます。
「運命の出会い」コーナーには魔道士が待ち構え、この先待ち構える冒険の危険さ(⁉︎)、面白さを示唆します。
魔道士の肩には、なんと作品に描かれた「アルタイル」が!力によって小さくされているようです。
キリリと引き締まった顔のパーティーをみて、魔道士が発した「先に進んでいってもいいよ」という一声を受け、一行は先に進みます。
その先の「研究室」コーナーでは、虫眼鏡や座布団などのさまざまなアイテムを使い、作品を鑑賞しました。ここは魔法少女によって回復することができるステージでもあり、モンスターを見つける前に、作品との様々な触れ合い方を知る智力ステージでもあります。
研究室では、このワークショップの日に限らず、前述のアイテムの他、手袋を付けて作品を触ることができるなど、
普段の展覧会ではなかなか体験できない方法で作品を触れ合うことができます。
さて、この研究室に鎮座する《緑陰》さんに挨拶をして、最後のステージ「森のダンジョン」に入ろうとした瞬間!
ダンジョンマスターが最後に、森でのモンスターの見つけ方を皆に話します。
が、既に全員が臨戦体制。今すぐにでも森に入ってモンスターを見つけたい!
そんな気持ちで、自分だけのモンスターを探しに「森のダンジョン」へ進んでいきました。
作品のミカタは人それぞれ。
獅子頭を被る男性をみて、「人を食べるモンスターだ!」だったり、
燭台をみて、「ゲームのキャラクターに似てる」だったり。
一人一人異なる発見があったようです。
さて、森を抜けたらいよいよモンスター創造の時間です!
絵の具や紙粘土を使って、思い思いのモンスターがデザインされていきます。
親御さんもお子さんも、それぞれ1人1作品ずつ制作します。
モンスターができたら、発表の時間です。
どの作品から生まれたモンスターか?どんな特徴か?説明してもらいました。
それぞれのモンスターを掲載します。
創造されたモンスターは、この記事の他、「モンスター図鑑」にしてホワイトキューブ前に設置します。
6月末までを目処に設置予定です。
ぜひご覧ください。
また、次回の親子鑑賞ワークショップは7月7日(日)です。
「エンジョイ!アートファーム‼︎」の中のプロジェクト「くにゅぎの森3D」で、
自分だけの虫を考えるワークショップを開催します。
プロジェクトを考えたアーティストのしばやまいぬさんと直接お話しながら虫を考えることができる機会となります。
どうぞお申込をお待ちしています!