【アカデミック・トーク】
2024年2月11日(日)
プロジェクト「荒木悠のHAPPY HOUR」
(アーティストトーク、サイン会付き)
十和田市現代美術館で現在開催中の、映像作家・荒木悠「LONELY PLANETS」展・公式カタログ刊行を記念したイベントを開催します。
日本とアメリカを行き来しながら育った荒木悠さんは、各地の様々な言語・文化間で起こる誤訳や誤解、オリジナルと複製の関係、それらが表出させる権力構造を、ドキュメンタリー、アニメーションなどの映画や映像作品で、時にユーモラスに表現してきました。
今回のイベントでは、荒木さんの初の美術館での個展となる「LONELY PLANETS」の公式カタログ刊行を記念し、荒木さん自身が八戸の「八」に合わせて過去作品を紹介するオリジナルプログラムを作成。他ではなかなか観ることのできない貴重な作品を観ながら、作品制作に込める想いや、十和田市現代美術館で展示中の新作に至るまでの道のりなどを詳しくお伺いします。
すでに「LONELY PLANETS」を観た人も、これから観に行く人も楽しめるイベントです。
国際的に注目を浴びる新進気鋭アーティスト・荒木悠さんのお話が聞ける貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
日時|令和6年2月11日(日・祝)14:00~16:00
場所|八戸市美術館 スタジオ
※会場は八戸ブックセンターではございません
ゲスト|荒木悠さん(聞き手:中川千恵子さん/十和田市現代美術館学芸員)
入場料|無料
定員|30名程度
申込|以下の申込フォーム、八戸ブックセンターのカウンター、電話(0178-20-8368)のいずれかでお申し込みください。
申込フォーム|https://8book.jp/bookcenter/6371/
主催|八戸ブックセンター
プロフィール|
荒木悠(あらき・ゆう)
アーティスト・映画監督。1985年生まれ。2007年ワシントン大学サム・フォックス視覚芸術学部美術学科彫刻専攻卒業。2010年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士課程修了。文化の伝播や異文化同士の出会い、またその過程で生じる誤訳や誤解の持つ可能性に強い関心を寄せている。特に、近年の映像インスタレーションでは、歴史上の出来事と空想との狭間に差異を見出し、再現・再演・再生といった表現手法で探究している。主な展覧会と映画祭に、「荒木悠 LONELY PLANETS」(十和田市現代美術館、青森、2023-2024)、「Memory Palace in Ruins」(台湾現代文化実験場、台北、2023)、「恵比寿映像祭2023コミッション・プロジェクト」 (東京都写真美術館)、ホームビデオ・プロジェクト「テールズアウト」(大阪中之島美術館、2022)、第31回マルセイユ国際映画祭(フランス、2021)、「Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの150年」(ポーラ美術館、神奈川、2020 )、「 LE SOUVENIR DU JAPON ニッポンノミヤゲ」(資生堂ギャラリー、東京、2019)、「The Island of the Colorblind」 (アートソンジェ・センター、ソウル、韓国、2019)、第47回ロッテルダム国際映画祭(オランダ、2018)など。
中川千恵子(なかがわ・ちえこ)
十和田市現代美術館学芸員。パリ第8大学造形芸術学科現代美術メディエーションコース修士課程修了。2019年より現職。担当した主な展示・展覧会に、「インター+プレイ」展第2期(トマス・サラセーノ、2022)、 レアンドロ・エルリッヒ《建物―ブエノスアイレス》(2021)、「大岩雄典 渦中のP」(2022)。